2016年3月2日水曜日

PH555x Improving Global Health: Focusing on Quality and Safety

2015年1月4日 7:28
米国にいながら、正月ボケになりつつある頭を覚醒させるためがてら、EdxのPH555x Improving Global Health: Focusing on Quality and Safetyをいくつか1.25-1.5倍モードで聞いてみた。

へーと思ったことをいくつかメモしたのでここでシェア。

あー以前に受講した時もメモ残しておけばよかったと後悔・・・・

日本も医療の患者評価&それに参加することの医療機関へインセンティブ入れてはどうかと思います(えぇえぇアメリカまんせーですよw)。


以下メモ。

患者による医療評価(患者満足度調査)は難しい。
患者の満足度は、医師との良好な関係性や、診療の決断にしっかり参加できた感じが重要(これは日本にそのまま外挿できるか謎)評価は定量的なものだけではなく、定性的なものも重要だろう。
インタビューとかグループインタビューとか。


英国では、(医療が基本国立なのに!!)患者の医療評価が始まっている。
シンガポールやインドでもはじまっている。
やり方は、ホテル評価と同じように。病院の評価だけではなく、医師の評価も行う。
医師は評価されることを嫌がっている。
一方で患者からのフィードバックの75%はポジティブ。
医療評価は良い面だけではなく、悪い面もある。
必ずしも質の高い医療が、高い患者満足度につながるとは限らないから(風邪への抗菌薬処方が満足度を上げることが良い例)。
また嘘の書き込みもあるだろう。
しかしやらないことには、「患者の満足度」という視点が医療に取り込まれないから、とりあえずやることは重要ではないか(アメリカっぽい考え。私はこういう考え方が好きだが、日本では通用しなそうな理屈)。
調査は、紙の調査票だけではなく、ネットも使うべきだろう。
それぞれ回答者の偏りが違うので、両方考慮することが重要。
FBやTwitterなどのSNSを使うことも重要である。
無料だし。特に経済的に豊かではない国でもこのようなSNSユーザーが多い国もあるしね。
とりあえずスマホあてに「医師は十分に時間を取って診療しましたか?y/nで答えてください」だけでもいいでしょう(←なるほど、これくらいなら回答してくれる人多そうだ。正直うちの娘のクリニックに行った後に紙の大量の質問紙が来るがめんどくさくてやっていないが、メールで1つクリックするだけならすぐに回答しそう)。

HSPHの学長さんのメキシコに皆保険を導入した時の話もありました(week8)。
そういえばその話を今まで一度も聞いたことはありませんでしたが当時は1億人のうち半分が保険でカバーされていなかったんですねー。
それをやってのけたということは、アメリカは、いわゆるオバマケアの直前は、6人に1人がカバーされていない状況だったわけで、メキシコに比べると容易?な気もしました(まーただ米国は医療費が高いので財政負担が大変そうですが・・・




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