日本にいて地震など自然災害による死亡確率と、 アメリカにいて銃などを用いた強盗などに襲われて死ぬ確率、 どちらもセンセーショナルな報道をされがちです。
2つは異なるものですが、public healthの広い立場から考えれば、どちらも「 病気とは無関係にランダムに年齢に関係なく突然に死亡する」 確率、という意味では同じな気がするのですが、 その合計は両国ではどちらが高いのだろうかと思い計算してみまし た。
日本の他殺による死亡者数:341人
(ちなみに自殺は3万人弱ですね)
上記ページの一番下に、他殺率の国際比較あり。
人口十万人当たり
・米国:6-9人/年。→7200-10800人/年/ 1億2千万人(日本の人口に補正)。
・日本:0.5人/年。→600/年/1億2千万人( 日本の人口に補正)。←上記の341人に合わないのですが・・・ まぁ大差ないからいいや。600/ 年という高い方を採用しましょう。
自然災害による死者・行方不明者数
→東日本大震災が18000人くらいで、他は3ケタ。
(米国による自然災害による死亡をゼロと仮定して以下の計算)
「自然災害による死亡確率と、 アメリカにいて銃などを用いた強盗などに襲われて死ぬ確率」 の比較。
1億2千万人(日本の人口に補正)で計算。
米国:7200-10800人/年+自然災害による死亡:0≒ 1万 > 600/年 + 3ケタ(100程度)/年 ≒1000弱:日本。
ということで、「自然災害+殺人」( 病気と関係なく突然死ぬ確率)は、 日本に比べると米国は10倍ですかね。
(いわんや米国の自然災害による死亡を加えれば、 米国のリスクはもっと高くなります)
いやはや。
ちなみに米国の病気以外の死亡の数は以下だそうです。
銃(firearm)での死亡数(他殺+自殺でしょうか) は毎年3万人も超えるんですねぇ。
Mortality
All injury deaths
Number of deaths: 187,464
Deaths per 100,000 population: 60.2
All poisoning deaths
Number of deaths: 46,047
Deaths per 100,000 population: 14.8
Motor vehicle traffic deaths
Number of deaths: 33,783
Deaths per 100,000 population: 10.8
All firearm deaths
Number of deaths: 32,351
Deaths per 100,000 population: 10.4
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