2015年12月11日金曜日

ハーバード大学(学部・大学院)の授業料

ちょっと調べたのでついでにメモ。内容はハーバードの授業料のことですが、日本人の方にお知らせしたくて日本語で。
これ語学力とか積極性とかそういう以前に自力ではまず無理だね。
奨 学金とかいろいろあるのは知っていますが、まぁ普通の日本人なら、学部は国立大学をめざしそこで語学含めて一生懸命勉強して、官僚か大手グローバル企業に 入り、そこから派遣してもらう(=授業料払ってもらう給料ももらえる)ほうがいい(というか現実それしかない?)と思います(苦笑)


ちなみにレートは1ドル120円くらいで計算しました。



●いわゆる学部レベル


寮費込みで年間$60k(720万円)くらい
https://college.harvard.edu/financial-aid/how-aid-works/cost-attendance


世界的に見てもハーバードやこれまたご近所のMITは高額らしい。
http://www.topuniversities.com/student-info/student-finance/tuition-fees-world%E2%80%99s-top-universities



●いわゆる大学院レベル


School of Public Health; $ 50K (600万円)
http://www.hsph.harvard.edu/student-billing/2014-2015-tuition-and-fees/


Medical School; $ 60K (720万円)
http://hms.harvard.edu/departments/office-registrar/student-handbook/6-financial-obligations/601-tuition-and-fees


Kennedy school: $ 74-85k(900万円)
http://www.hks.harvard.edu/degrees/sfs/prospective-students/tuition/domestic
http://www.hks.harvard.edu/degrees/sfs/prospective-students/tuition/intl


Law school: $ 80k(960万円)
http://www.law.harvard.edu/current/sfs/basics/cost/budget.html


Business school: $ 95k(1140万円)
http://www.hbs.edu/about/facts-and-figures/Pages/mba-statistics.aspx


ちなみに上記大学院のコストは、大学に支払うお金であり、居住費・食費などは別です(苦笑)
いやー講義を座って一方的に聞いたり、自宅で教科書ひらいて勉強したり、のんきに旅行している場合じゃないですね(苦笑)
そりゃみんな積極的に発言してネットワーキングするわけですわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2015年8月10日追記

ハーヴァード公衆衛生大学院で修士号をサマースクールだけで取る方法


42.5単位以上で卒業。1回のサマーで15単位とれる。3回のサマーで卒業可能。


かかるお金


2ヶ月(1夏あたり)
・授業料:160万円くらい(1単位いまは12万円ぐらい)
・宿泊費:50万円ほど。
・食費や交通費:50万円ほど。
・飛行機、もろもろ(VISAなど)

合計:300万ほど

3回のサマーで1000万円ほど?



参照:フルタイムでの1年(9カ月)でも、上記合計で1000万円くらい?


サマーオンリーのメリット
・ひどい冬を経験しない分、QOLは良い?(苦笑)
・日本でのキャリアの大きな中断無し

デメリット
・頻回のフライト&時差ボケという苦行
・3年も2か月も職場をあけることは日本では現実的にたぶん無理(苦笑)



日本との比較
日本は入学金を入れても100万円もかからない。
しかし、東京での滞在費、特に家族がたくさんいる、となると、出費は実はあまり変わらないのかも?
(1ドルを何円にするカモによりますが)。
日本の方が各種事務手続きが楽(スムーズ・日本語が通じるなど)なのは明らか。



現実的なキャッシュフローとしては、特にMDは、出ていくお金の量の問題というよりは、臨床による収入が減る効果が大きいのでしょうね。




追加メモ:

・B Schoolは二年間の学費ではないですか?

annualでこの額と書いてあるように思われますが・・・? 
今度HBSの人に聞いてみます(でも自分で払っていないから知らないかもw)

B Schoolは学費は$58,875ですね。
Lawは$ 54,850、HMS $54,200、Kennedy $44,323。あれKennedyは学費安い(相対的w)。

あぁ確かに TUITION のみで比較するか、 TUITION +健康保険など必要なものまとめて、で比較すべきですね、、
私の記述だと、HBSなどがいろいろ入っているのに、HSPHは授業料しか計上していなくて、
HSPH安い!と主張しているように見えてしまいますね(潜在的にHSPHを良く見せようとしていた!?) 
ま、結局どこも高いんですけどww

・学部は一定所得以下の家庭の子は一律学費無料化にと聞きましたー。それでも生活費が必要ですが、、、
MITの学生がハーバードの医学部に入る学費を稼ぐためにという実話が元になっている映画がありましたね。
30万ドルが必要と、、お金がないと教育受けられないという社会はどうなんだろうとフクザツな気持ちになりました。

 ”低所得”家庭への補助はこれですね。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=acZFfMLwydqE
日本の家庭の半分以上が授業料無料に相当しますね。 
黒田バズーカで、日本の家庭の75%くらいはHarvardの定義するところの”低所得”になりそうな気がします。 
でもこれはcollegeだけで、graduate schoolにはこの規定はないのではないでしょうか?


・MPHだとハーバードだけじゃなくホプキンスやイェールもtuitionだけで600万円前後かかりますよね。
アメリカの一大産業だと思ってしまいます。。

 教育と医療は重要な産業ですね

 儲けすぎ。

・ペンシルベニア大学のMSCEなんて2年で900万です

これっすかね。
https://www.cceb.upenn.edu/education/epi-degree/msce.php 
日本ではepiはかなり発展途上国ですが、実はここ数年でMPHもかなり広がり、
アメリカの来て高額の授業料を支払わなくても、日本で&日本語の教科書やウェッブ上の資料でも、
かなり勉強ができると個人的には感じます。
CCEB: Master of Science in Clinical Epidemiology (MSCE)
cceb.upenn.edu

HSPHでは授業料はほとんど収入になっていないと良く聞きますね。
収入のほとんどは寄付と研究費であると。
教授の数も多いですし、授業のコストだけで消費されてしまうのではないでしょうか?
逆に他の国で安くできているのはファカルティの授業の単価が安いのでしょうか?


私も同様のことを聞きましたが、あれだけ高い授業料でホンマかいなと思いました。
どういう計算の上で「生徒の授業料だけでは全然足りないよ」という計算の結論になっているのかちょっと
計算してみたい気はしますが、なかなか手間のかかる高尚な趣味になりそうで躊躇しております(笑) 
アメリカは教授が多いのかもしれませんが、私の印象では事務コストが日本に比べて相当高そうなイメージですけどね。

あ、日本の大学教員の給与が安いことは言うまでもないとは思いますが、一応明示しておきますね。


・アメリカでは事務の人の数はかなり多いと感じました。
http://www.bloomberg.com/news/articles/2012-11-14/bureaucrats-paid-250-000-feed-outcry-over-college-costs
だね。日本なら一人でやっていることを4人くらいでやっていますね。
皆「specialist」になっているようですね。
それを全部一人でやってしまう日本人事務の方がはるかにspecialだと思いますけどね。
あ、それは医者にも言えることですが。

・うちのプログラムのアドミニストレーティブ・ディレクター(教官ではなくて事務方です)や
優秀な教授の秘書を見ていると、優秀な事務の人の重要性が分かります。
こういった人たちのおかげで、アメリカでは教官は研究と教育に集中でき、まず事務作業に時間を取られることはありません。
もちろん(ディレクターという名前が付いていたりして)社会的地位も高い職業です。
安定した雇用も生むので悪いことばかりではないと思いますが・・・

いや私は別に日本の現状については否定も肯定もしていません。
ただ日本の事務もかなり優秀だと思いますよ。
ただ職務内容に上限が無くほとんどの人(医者、事務などどの職種でも)も何でも手広くやっちゃうので、人材のマーケットがデフレになっているのだと思います。
日本の労働者は「これは私がやらないこと、これはやること」と明記することで、
仕事が楽になりこのれデフレから脱却できると思いますけどね。

まぁそんなことは経営者にとって極めて都合の悪いことなので、
こういう議論は特に自民党政権下ではきっと進まないことでしょうね。。。

・さらに値上がりメモ。
http://www.hsph.harvard.edu/student-billing/2015-2016-tuition-and-fees/

0 件のコメント:

コメントを投稿