TIMESランキングというものがあります。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2019/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats
いわゆる世界大学ランキングみたいなものです。
TOP20はいわゆる欧米ばかりなわけですが、近年、中国の清華大学(Tsinghua University)の上昇が著しいです。
http://www.tsinghua.edu.cn/publish/thu2018en/index.html
TIMESランキングのここ5年を見ると、精華大学は、東大と入れ替わるような感じで、アジアのトップをNUS(シンガポール)と競っています。
https://resemom.jp/article/2018/09/28/46977.html
日本のTOPである東大は、アジアのトップを争っているとは言い難い状況です。アジアの第2グループという感じでしょうか。。。ここら辺の話題の関連で、ツイッターで、「精華大学が上がってきてるのは、日本の7旧帝大が受け取る政府からの交付金の合計よりも大きいから(だから当然だ!)」との記載をみつけました。
へーそんなことになっているのか、ってかそれって本当なの?と思って調べてみました。
結論的には、調べてみたけど、違うような。。。
清華大学よりも東大の方が、全体の予算も大きいし、国からの交付金金額も大きい。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400005263.pdf
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400067357.pdf
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400039993.pdf
年間予算は、清華大学は500億円、東大は2300億円。
どちらも1/3が国から黙っててももらえるお金(日本でいうところの運営交付金)、1/3くらいが獲得研究費で、収入のポートフォリオは極めて似ている。
ちなみに、東北大学は1420億円。やはり1/3程度が運営交付金。受託研究費・競争的資金が1/4くらいというポートフォリオ構造。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/07/about0701/
これを聞くと、いやでも同じ金額と言っても中国と日本では物価や人件費が全然違うでしょという人がいそうですが、研究成果は購買力関係ないと思いますが。。。
そして精華大学がある北京も、どんどん物価が上昇しているようですが。。。
“年々物価はかなり上がっています。私が初めて上海に来た時と比べると「え?」と言うほど全体的に高くなっています。物の値段に変動が少ない日本と比べるとびっくりします。
特に上海や北京など大都市では中華以外のレストランの料金は日本と変わらないか、安さと質のバランスを考えると日本の方が断然安くて美味しい物を食べられると思います。
現在北京に住んでいるので北京の事を主に書いていますが、北京や上海等大都市であれば物価は変わらない実感です。
北京から上海に行っても何かが特に安いというように感じたことはなく、同じ感じ。逆も然り。”
https://www.dekoboko-world.com/entry/livingcost-beijing
実際人件費も、精華大学の助教の給与の平均は1000万円くらいのようです。
https://www.paysa.com/salaries/tsinghua-university--assistant-professor
日本のトップとされる東京大学の教員に給与はと言えば・・・・
(扶養親族がいない場合)
○27歳(助教博士修了初任給) 月額288,400円 年間給与4,311千円
○35歳(助教) 月額393,752円 年間給与6,534千円
○50歳(教授) 月額574,556円 年間給与9,785千円
※扶養親族がいる場合には、扶養手当(配 偶者8,000円、子1人につき10,000円)を支給
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400064717.pdf
・・・
普通に、実力の差、マネジメントの差ではないでしょうか。
精華大学は、東京大学と同じような物価の場所にあり、たった1/4以下の予算で、東京大学よりも高いパフォーマンスを出しています。しかも教員には東京大学よりも高い給与を支払っているようです。
精華大学の方が少ない予算で、より高い結果を出しており、コスパかなりいいと言えると思います。
ってか東大のお金ってどこに消えているの????
先日、精華大のページ見たら、あれー見たことあるおじさんだと思ったら、あの統計のルービンさんが、精華大で統計のコースやってるみたいなんですが・・・。やっぱすげーなー中国は。日本みたいにちまちまやってないね。
こういうの相当金払っているんだろうけど、相当コスパいいと思うけどね。CMにもなるし人も集まる。
”In the fall semester of 2018, Professor Donald B. Rubin, an internationally well-known statistician opened a graduate course entitled “The Design of Experiments” at Tsinghua.”
今でこれですので、中国の経済さらに拡大すれば、この差はどんどん開くとしか思えません。
TIMESランキングというものがあります。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2019/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats
いわゆる世界大学ランキングみたいなものです。
http://www.tsinghua.edu.cn/publish/thu2018en/index.html
TIMESランキングのここ5年を見ると、精華大学は、東大と入れ替わるような感じで、アジアのトップをNUS(シンガポール)と競っています。
https://resemom.jp/article/2018/09/28/46977.html
日本のTOPである東大は、アジアのトップを争っているとは言い難い状況です。アジアの第2グループという感じでしょうか。。。ここら辺の話題の関連で、ツイッターで、「精華大学が上がってきてるのは、日本の7旧帝大が受け取る政府からの交付金の合計よりも大きいから(だから当然だ!)」との記載をみつけました。
へーそんなことになっているのか、ってかそれって本当なの?と思って調べてみました。
結論的には、調べてみたけど、違うような。。。
清華大学よりも東大の方が、全体の予算も大きいし、国からの交付金金額も大きい。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400005263.pdf
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400067357.pdf
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400039993.pdf
年間予算は、清華大学は500億円、東大は2300億円。
どちらも1/3が国から黙っててももらえるお金(日本でいうところの運営交付金)、1/3くらいが獲得研究費で、収入のポートフォリオは極めて似ている。
ちなみに、東北大学は1420億円。やはり1/3程度が運営交付金。受託研究費・競争的資金が1/4くらいというポートフォリオ構造。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/07/about0701/
これを聞くと、いやでも同じ金額と言っても中国と日本では物価や人件費が全然違うでしょという人がいそうですが、研究成果は購買力関係ないと思いますが。。。
そして精華大学がある北京も、どんどん物価が上昇しているようですが。。。
“年々物価はかなり上がっています。私が初めて上海に来た時と比べると「え?」と言うほど全体的に高くなっています。物の値段に変動が少ない日本と比べるとびっくりします。
特に上海や北京など大都市では中華以外のレストランの料金は日本と変わらないか、安さと質のバランスを考えると日本の方が断然安くて美味しい物を食べられると思います。
現在北京に住んでいるので北京の事を主に書いていますが、北京や上海等大都市であれば物価は変わらない実感です。
北京から上海に行っても何かが特に安いというように感じたことはなく、同じ感じ。逆も然り。”
https://www.dekoboko-world.com/entry/livingcost-beijing
実際人件費も、精華大学の助教の給与の平均は1000万円くらいのようです。
https://www.paysa.com/salaries/tsinghua-university--assistant-professor
日本のトップとされる東京大学の教員に給与はと言えば・・・・
(扶養親族がいない場合)
○27歳(助教博士修了初任給) 月額288,400円 年間給与4,311千円
○35歳(助教) 月額393,752円 年間給与6,534千円
○50歳(教授) 月額574,556円 年間給与9,785千円
※扶養親族がいる場合には、扶養手当(配 偶者8,000円、子1人につき10,000円)を支給
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400064717.pdf
・・・
普通に、実力の差、マネジメントの差ではないでしょうか。
精華大学は、東京大学と同じような物価の場所にあり、たった1/4以下の予算で、東京大学よりも高いパフォーマンスを出しています。しかも教員には東京大学よりも高い給与を支払っているようです。
精華大学の方が少ない予算で、より高い結果を出しており、コスパかなりいいと言えると思います。
ってか東大のお金ってどこに消えているの????
先日、精華大のページ見たら、あれー見たことあるおじさんだと思ったら、あの統計のルービンさんが、精華大で統計のコースやってるみたいなんですが・・・。やっぱすげーなー中国は。日本みたいにちまちまやってないね。
こういうの相当金払っているんだろうけど、相当コスパいいと思うけどね。CMにもなるし人も集まる。
”In the fall semester of 2018, Professor Donald B. Rubin, an internationally well-known statistician opened a graduate course entitled “The Design of Experiments” at Tsinghua.”
今でこれですので、中国の経済さらに拡大すれば、この差はどんどん開くとしか思えません。